サバイディー・ボーへ タイ旅行記へ



7月13日(日)
朝6時に起きました。
朝食は宿泊料金に含まれているので、3階のレストランでバイキングの朝食を食べました。
うん、あの値段でこの朝食なら満足ですね。

タクシーに乗ってモーチットにある北バスターミナルに着いたのが7時35分。彼女の実家に行くバスは1時間に1本なので、8時のバスに乗れるなーって思ったのが大間違い!
そこの売り場には長蛇の列が出来てました。
(タイの場合、各方面毎にチケット売り場があります。だから売り場によっては誰も並んでなかったり、長蛇の列になってたりと、バラバラなんです。)
それでももしここが日本なら20分も有れば十分自分の番が回って来ると思うのですが、ここはタイです。そんなに真面目に仕事をしません。(笑)だって、電話で誰かと話しながら(笑いながら)片手間に仕事してるんやもん・・・

並んでいる時に朝の8時を迎えたのですが、何やら音楽が流れ出すとみんなの動きが一斉に止まりました。
いやー、噂には聞いてたけど、本当にみんな動かなくなるんや・・・^^;
そして音楽が鳴り止むと、みんな何事もなかったかのようにまた動き出します。
国王への忠誠を誓ってるって事だったと思うけど、はたから見ると面白いものですね。(^^)

そして何とか自分の番が来たのが8時15分でした。
しゃーないなー、9時のバスか・・・
って思ったのですが、何と9時のチケットは売り切れとの事。
しかもしかも、次にあまってるチケットは11時って!!えー、そんなー!
8時のバスに乗るつもりやったのに、11時!?
それはないやろーと交渉すると、10時のチケットが手に入りました。
いや、別に、手に入ったから文句言う事ないんやけど、どうして10時のチケットが手に入ったんやろー?売り切れやったんちゃうん?

さてどうしよう。出発までまだ1時間45分もあります。暇や〜。。

近くに市場があるって言うんで覗いてみました。規模は小さいですね。
おもちゃを売ってる店があったんで、彼女のお姉さんの子供(1歳の双子です。)におもちゃを買っていく事にしました。
男の子には動く車のおもちゃを。
女の子にはお人形を。
日本円だと安いけど、タイのお金で考えると高いような・・・?
とは言ってもタイでのおもちゃの相場なんて知らないし、彼女が値切りもせずに買うんやから、安かったのかなー?

その後はジュースを飲みながらただただ時間が過ぎるのを待ちました。

さていよいよ出発まであとわずかになりました。長旅なのでトイレへ・・・ここのトイレって有料なんですねー。たかが10円位なんだけど、有料のトイレは嫌いです。^^;

コンビニで水とお菓子を買ってバスに乗り込みました。私たちの席は・・・1番後ろのクッションのない席でした。だからチケットがあったのか・・・
けど、さらにチケットがない人は通路にプラスチックの椅子を並べて座ってたから、まだ私たちはマシだったみたいです。

さて、これから約4時間半かけて彼女の実家の街まで、レッツゴー!

って言っても長いな〜。(笑)
その時間を利用して彼女とは結婚式やハネムーンの相談をして過ごしました。

途中休憩があったんだけど、時間にして15分位なんですよ。
まずはトイレに駆け込んで(ここも有料やった!)、その後バミーナーム(ラーメン)を食べました。
もう1杯食べる?
って彼女は聞くけど、時間が気になって食べてられないよー!

で、ガイヤーン(焼き鳥)を買い込んでバスの中に戻りました。
安かったけど骨ばっかりやん・・・(><)

そしてバンコクを出発する事約5時間、遂に着きました。あ〜しんど。。

彼女のお姉さん夫妻に迎えに来て貰ってたので、早速その車に乗って実家に移動です。バス停から6km位なんだそうです。
車から街並みを見ると・・・極々普通の街でした。ボルボの店もあるし、そんなに田舎じゃないんや・・・

が、脇道に入るといっぺんに田舎になりました。(笑)
舗装もされていない道を車は走ります。
今の日本で舗装されていない道路ってあるのかなー?

そんなこんなで彼女の実家に到着!
が、何やら工事中。職人さん(?)が何人かいて部屋を改装しています。
と、彼女が怒り出しました。

今日彼を連れて来るって言ってたでしょ。何でそんな日に工事をしてるん?こんなんじゃうるさくって話も出来ないやん!

彼女が怒る所を見るのは初めてでした。うーん、ちょっと恐い・・・(笑)怒らせないようにしよーっと。^^;

結局両親に挨拶も出来ないまま、お姉さんの家に移動する事になっちゃいました。
その家にはおばさん(彼女のお姉さんの旦那さんのお母さん)がいてたのですが、この人ちょっと太ってて、豪快なおばさんでした。
私を見るなり握手を求めて来て(普通タイ人は握手を求めたりしません。)「良く来た、良く来た。」と大歓迎してくれました。何か嬉しい・・・

何やらこの後婚姻の儀式か何かがあるみたいで、おばさんは電話連絡に大忙しでした。
私は当事者だけど何の事か分からないので、子供たちと遊んでました。

用意が出来た(人が集まった)みたいなので、再度実家に行きました。
そしたら工事は終わってて(って言うか、途中でSTOPさせて)20人位の人が勢揃いしていました。私はいったいどうしたらええんやろー??

彼女が「みんなに挨拶して。」って言うんでドキドキしながらみんなに向かってワイ(合掌)をして、
サワッディー・クラップ(こんにちは)
と一言言いました。(挨拶って言ってもこんな事くらいしか言えません。笑)
私がワイをするとみんな一斉にワイを返してくれたのにはビックリすると共に嬉しかったですね。

その後も学校の先生とか色んな人が尋ねて来て、その度にワイをしながら挨拶をしました。

さて儀式の始まりです。いったい何をするのかな?

何やら大きな鉢が出て来てその中にお金を入れろと言ってます。
で、用意してあった10万B(30万円)を入れました。
ついでに彼女の両親用に買ったゴールドのネックレスも入れました。
男の人が鉢からお金を取りだし、ちゃんと10万Bあるかを確認し、その後お金(お札)を変な形に並べました。何でもタイ文字で「1」と言う文字なんだそうです。
お金を見せる事によって、この男性は彼女を嫁に受け入れるだけの力(財力はもちろんの事、それを得るための知力や体力など)があると言う事をみんなに示すんだそうです。日本ではお金をおおっぴらに人に見せたりしないけど、理由を聞くと見せる事に納得出来ますね。

あとネックレスは両親にじゃなくって彼女の首に2本共掛けました。これはちょっと意味が分からなかったです。

その後は1人1人が近くに来て、何かごにょごにょ言いながら手首に紐を結び付けて行きました。男の場合は右腕に、女の場合は左腕に付けるそうです。
だから私の場合は右腕を前に突き出し、左手だけでワイをする格好をします。
この時突き出した腕を何人かが下から支えます。こうする事により幸運が支えた人におすそ分けされるんだそうです。
私も彼女が腕に紐を付けられている時は、下から腕を支えていました。


婚姻の儀式
婚姻の儀式

その後は食事会です。ほんまもんのタイ料理です。ただし私が辛い料理が食べられないって前もって言っていたからか、それほど辛い料理はありませんでした。
と、ある女性が話し掛けて来ました。しかも日本語で!こんな所にも日本語が話せる人がいるんやと、ちょっとビックリしてしまいました。
何でも以前日本人と結婚してたそうで、日本で暮らした事があるから日本語が喋れるんだそうです。
悲しい事にその御主人は亡くなってしまったそうで、今はタイに戻って来てるんだそうです。
そっか、私が日本人第1号ってわけじゃないんや・・・

食事の後彼女のお父さんの歳の離れた妹さん(何と私と同い年!)の家に行きました。
彼女の所はニンニク関係の仕事をしていて、結構お金を持ってるんだそうです。
そう言えば家も今までに見た中じゃ1番綺麗で大きいですね。

さてそろそろ帰る事にしましょう。何たって5時間かかるんやしね。^^;

また車でバス停まで送って貰いました。で、バスに乗るのが・・・9時です。うーん、バンコクに着くのAM2時やん・・・(><)

車内ではほとんど寝て過ごしました。って言っても目を閉じてるだけなんですけどね。
途中の休憩もトイレに行っただけ。。
予定通り2時過ぎにモーチットの北バスターミナルに到着です。片道5時間の道のりを日帰りするのはさすがに疲れますね。

タクシーに乗り(メータータクシー専用乗り場みたいな所がありました。)ホテルに戻りました。
普段片道4時間半だって言うのにどうして今日は往復共に5時間もかかったのかなー何て事を考えていると、カーラジオから本日私たちが乗った同じ路線のバスが横転すると言う事故があったと言うニュースが流れて来ました。だから少し慎重になっていつもより時間がかかったのかな?

ホテルに帰り着いた時にはもう2時半を回ってました。お腹が空いてたけど雨も降ってて外に出るのが邪魔臭かったんで、そのまま寝てしまいました。

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