サバイディー・ボーへ タイ旅行記へ



10月3日(土)
今日からタイ経由でフランスです。6泊10日と久しぶりの長期旅行で、しかも一人旅です。はてさてどんな旅になりますでしょうか?

朝6時半に起きていつものように朝食を取りながら新聞を読んでました。いつも楽しみな広告は買いに行けないから読んでも仕方ないのについつい見ちゃいますね。

朝食の後インターネットに繋ぎメールチェック。毎日毎日山ほど迷惑メールが来るんだけど、旅行中に削除できなかったらサーバがパンクしちゃわないだろうか・・・?

さて荷物の最終確認です。パスポートは持ったし、ホテルのバウチャーもあります。航空券のEチケットもOK。と、その時です。何となくEチケットを見ると11:45の文字が・・・えっ、出発って10時半じゃないの!?慌てて再度ネットに繋ぎ確認すると、確かに出発は11:45でした。えー、だったら後1時間は寝れたやん!昨日寝たのは1時半だから5時間しか寝てないんですよ。1時間差は大きいです。時間が出来ちゃったんで昨日録画した「きらきらアフロ」を見たりして過ごしました。何で早起きして見なきゃいけないんだろうか・・・

TVでは「知っとこ」でパリの紹介をしています。1ユーロ(134円)のサンドイッチ屋さんがあるんですねー。食費の高いフランスでは珍しい安売り店です。もし見かけたら食べてみることに致しましょう。

さていよいよ時間になったので出発です。関空まではいつものように電車です。段々わくわくして来ました。

関空に着きタイ航空の情報を見ると出発が10分早くなってます。チェックイン・カウンターはDだそうで、見ると人がたくさん並んでます。私もその最後尾に並びました。段々順番が近づいてきたのですが、係りの人にEチケットを見せると、

「タイ航空ですか?」
「はい。」
「ここはノースウエストのカウンターです。タイ航空はあちらになります。」

うわっ、間違えた!慌ててタイ航空のほうに行くと1人しか並んでません。あー並んでた時間がもったいない・・・

今回は全航程の全座席を予約してあるのでスイスイとチェックイン出来ました。ぜーんぶ通路側の席です。しかも3人がけで窓際だけが埋まっている席を予約したから、満席でもない限り真中の席は空席になる確率が高いと思うんですよ。ちょっとした裏技です。

ボーディングパスをもらいまずはJCBカウンターに行き、フランスとタイに行くと言ってパンフレットをもらいました。提携のお店でJCBカードを使うと割引きがあるのですが、そのためにはこのパンフレットが必要なんです。どんなお店が登録されているのか分からないけど、少しでもお得に旅するには無料で貰えるんだし、貰っといて損はありません。ちょっとした裏技2です。

お腹が空いたので食事をしましょう。ここにも色々なレストランはあるのですが私にとっては少しお高目なんです。なので隣接しているエアロプラザまで移動しました。ここには松屋があります。ソーセージエッグ定食、390円です。安い!ちょっとした裏技3です。

さてお金なんですが、タイ・バーツはタイで両替したほうが良いんだけど、ユーロはどうなんでしょうか?実は本によって日本で両替したほうがレートが良いって書いてあるものとフランスで両替したほうがレート良いって書いてあるものがあって、どっちが得なのか分からないんですよ。多分どっちでも大した違いはないんじゃないかな?だったら日本語の通じる日本で両替したほうが楽です。ここ関空にも両替所はいっぱいあるのですが、アメリカドル以外の通貨は店によってレートが違うんです。なので何件もの両替所巡りをしました。そして分かったのは、1番高いところが1ユーロ=135円。1番安いところが1ユーロ=134.01円です。1円近くも違うんですね。いくら必要なのか分からないのでとりあえず2万円両替することにしました。クレジットカードで払えば現金はそんなに必要ないですしね。140ユーロとお釣りが1339円です。なのでこの旅行記では1ユーロ=134円計算と致します。両替のレートはお店によって違うから何件かチェックしようって言うのが、ちょっとした裏技4です。って、裏技でもないか・・・?

さて出国ですが、荷物のX線チェックで引っかかってしまいました。前回は鞄の中に何故かカッターナイフが入っていて没収されたのですが、今回は何?

「鞄の中にコンピュータが入ってませんか?」
「はい、入ってます。」
「コンピュータは鞄から出してください。」

へー、そうなんですね。コンピュータを持って海外に行くなんて初めてだから知りませんでした。そう、今回はこの旅行記を書くためにPC持参なんです。何せ長旅なので帰ってきてから書こうと思っても最初のころの記憶は薄くなってるだろうし、めちゃ長文になるだろうから書き上げるのに何日必要になるか分かったもんじゃありません。そこで押入れの中で眠っていたWindowsCEのノートPCを引っ張り出してきたんです。インターネット接続できないけど、旅行記を書くだけなら電源ONですぐ使えるCEは便利です。セットアップすればNETも出来るんだけど、今回泊まるフランスのホテルには無線でも有線でもLAN接続できないからセットアップする意味がないんです。

さていよいよ搭乗です。隣の席は案の定空いてます。作戦成功です。
しかし今回の飛行機、座席のところにモニタがないやつです。これじゃあ映画を楽しめません。席もなんだか狭くて窮屈です。隣が空いてて本当に良かったです。

搭乗してしまってから妻に電話してないことを思い出しちゃいました。まだ動いてないから携帯使っても良いのかな?よく分からないけどこっそり妻に電話です。電話口では、お土産とかルイビトンとか言ってるようですが、聞こえないふりです。まっお土産は買って帰るけど、さすがにルイビトンはねー。。

飛行機が動き出してすぐにドリンクサービスが始まりました。けどね、これが何回も来るんですよ。今さっき飲んだのにまた?ってな感じです。ジュースの飲みすぎです。

機内食もすぐ始まり、私はポークステーキにしました。硬かったけど結構美味しくいただけました。機内食嫌いの私には珍しく完食です。

機内食
機内食

眠たいんでその後寝たのですが、狭すぎで体が痛いです。なので眠るのは中止してPCで旅行記を書くことにしました。ここまででも結構長文になってますね。やっぱPCがあると筆(?)が進みます。

実は夏に買った「ドラクエ9」がまだ終わってないのでNintendo DSを持ってきたのですが、イヤホンを忘れたんですよ。音がないと寂しいし、かといって音を鳴らすと回りに迷惑がかかるからイヤホンが必要なんです。飛行機の中で楽しもうと思ったのになー。パリに着いたら何処かで買おうと思っていたのですが、飛行機の中で配られたイヤホン、袋に「TAKE ME HOME」って書いてあるんです。ってことは持って帰って良いの?飛行機用に差込口が2つあるんだけど、1つが折りたためるようになってるんで普通のものにも使えそうです。早速試しにDSに差して使ってみたらちゃんと使えるじゃないですか!これはラッキーです♪ついでなんでちょっとだけ連金して遊びました。

15時半ごろバンコクに到着しました。雨が振ってるじゃないですか。最近毎日のように雨が振ってるようだけど、もう雨季なんだったっけ?

さてここから国際線へ乗り換えです。が・・・乗り換えは何処?随分歩いたのにまだ着きません。途中でインフォメーションの人に聞いてみたりしたんだけど良く分からなかったです。結局端から端まで歩きました。めちゃ遠い・・・遠いのは仕方ないとしてももうちょっと分かるようにして欲しいですね。

国際線出発ロビーに行くためには荷物検査が必要です。PCは外に出したのですが、「ベルトを外して下さい。」って。えーそんなことまでしなきゃ駄目なの?

ここでの乗り継ぎ時間は8時間半です。すでに30分たっているとはいえ、まだ8時間もあります。最初はドラクエをして過ごそうと思っていたのですが、トランジット客専用のツアーがあるってのをインターネットで知ったんです。チェックインカウンターの場所は4階の出発ロビー、コンコースCまたはFです。そうホームページは書いてありました。けど、いくら探しても見つからないんです。CとFって対極に在るからまたしても端から端まで歩いたって言うのに・・・インフォメーションで聞こうにも、「15:30に戻ります。」って札が出ていて人がいないんですよ。時間は16:40だっていうのにね。
このままここで過ごそうかとも思ったのですが、やっぱそれじゃ暇だししんどいです。うーん、どうしよう・・・あれ?インフォメーションに人がいてるじゃないですか。早速聞いてみるとカウンターは2階にあるって。嘘っ。。それじゃあいくら探しても見つかるわけありません。ホームページに書いてあったのは何だったんだろう・・・?

カウンターに人がいてなかったんですが、10分ほど待ったら戻ってきました。早速ツアーに参加したいって言って手配してもらいました。色々なツアーがあるんだけど私が参加したいのは、サイアム・ニラミットを見に行くツアーです。ショーを見て、食事をして、お値段は2950B(8083円)です。ツアーはいつ出発するのかって聞くと、「今からです。プライベートツアーですから。」って。ちょっと高いかな?って思ったけどプライベートツアーなら逆に安いです。1人だから高いだけで、2人参加なら2050Bだったりします。

トランジットツアーカウンター
トランジットツアーカウンター

トランジットツアーの特徴の1つにツアー参加のみの入国になるってことがあります。そのため出国税がかからないし、入国手続きも一般客とは違うところで行います。パスポートとパリ行きのボーディングパスをイミグレーションに渡し、パスポートだけ受け取ります。ボーディングパスは帰ってきたときに(出国するときに)戻ってきます。と、ホームページには書いてありました。これがのちに大問題を引き起こすのですが、それはまた後の話で・・・

トランジットカウンターの人に連れられて入国審査をし、外に出てツアーの添乗員に引き継がれました。勝手な移動は出来ないってことですね。

添乗員はサイさんです。ちょこっとだけ日本語も話します。バンに乗って出発!私1人のために添乗員と運転手の2人が世話をしてくれます。サイアム・ニラミットまでは3〜40分かかりました。中に入るとタイの古い家とかが展示されているところを案内してくれました。けどあんまり興味無かったりして・・・

そして夕食です。ビュッフェです。ドリンクは別料金になるそうだけど、お水やコーヒーはフリーだしスープもあるので特に必要無いですね。ビールを飲む人は別ですが・・・

サイさんとはここで一旦お別れです。ショーが終わる9時半に迎えに来るそうでそれまではフリーですね。ビュッフェは色々な種類があってなかなか良いです。お腹いっぱい食べてしまいました。

ビュッフェ1 ビュッフェ2
ビュッフェ

実はショーは8時からなのですが、今はまだ7時です。うーん、1時間もどうしよう?暇を潰すために来たのに暇になってしまいます。そう思いつつもレストランが満席になってきたので出ないわけには行きません。外に出ると・・・おっ、何かやってるじゃないですか!タイダンスをしてたので丁度良い時間潰しになります。柵がある訳でもないけど自然と見る場所が決まっていて地ベタに座ってのんびり楽しみました。何か良い感じです。見てる目の前を象さんが通るのも何だかタイっぽくて良いです。

タイダンス
タイダンス

7時半くらいに終わったので後はおみやげ物を見たりトイレに行ったりして、いよいよ会場に入ります。カメラやビデオでの撮影は禁止でそれらを持っていたら預けなくてはいけません。写真、撮りたかったんですけどねー。。

会場に入り自分の席に着いたのですが、実はG列だったんで結構前の方だって思ってたんですよ。けど1番後ろがA列だったんで結構後ろの席でした。でも全体が見渡せるのでそんなに悪い席でもないですね。

舞台は何でも世界最大だそうで、ギネスに認定されているそうです。確かに大きいんだけどこれで世界1なの?席は2000ほどあり、150名の役者が出演するし、舞台演出も大掛かりなものが多かったです。タイの芸術と文化遺産をショーで表現してるんだけど、人数の多さはさすがにタイですね。

ショーは1時間半あったのですが、退屈することも無く楽しめました。市内からも程近いこんな場所にこんなのがあったなんて私は全く知らなかったです。勉強不足ですね。空港でぼーっと乗り継ぎ時間を過ごすのと比べたら絶対にお得です。トランジットツアーに参加して本当に良かったです。

ショーが終わりサイさんが迎えに来てくれて空港に戻りました。ツアーのパンフレットには4時間って書いてあったけど、5時間かかりました。時間潰しが目的なので嬉しい誤算です。

空港に着いてサイさんとお別れして出国審査です。これからが大変でした。最初に書いたけど私のパリ行きのボーディングパスは入国時にイミグレーションに渡したので持っていません。けど出国審査の係りの人が、「ボーディングパスは?」って聞いてくるんですよ。イミグレーションの人に渡したといっても信じてもらえません。その内審査官が何人も集まってきました。けどどうやらみなさんボーディングパスを入国審査官がキープするなんて話聞いたこと無いようです。何で?その後偉いさんのところに連れていかれて何やら話し合ってます。そしたら今度はタイ航空のカウンターに連れて行かれました。そこでも別のカウンターに行くように言われてまたもめ出しました。けどどうやら再発行するってことになったようです。でもね、出国税の750B払えって言うんですよ。トランジットツアーのメリットの1つが出国税を払わないで良いってことなのに!で、当然のように文句を言いました。そしたらあっさり支払い不要だって。何なの?

新しいボーディングパスが手に入ったのですが、実は出国係官の人がずーっと私を連れて一緒に行動してくれたんです。変な客が来て災難だったと思うけど、ありがたかったです。最後に「サンキュー。コップン・マーク・カップ。」ってお礼を言っときました。

結構時間を取られたので出発まで1時間となりました。ここで嫁さんに電話です。関空でKDDIのスーパーワールドカードを買ったんで、これを使ってかけることにしました。普通に電話するより安いんですよ。基本的にはフランスから電話をかけるのに使うために買ったのですが、タイからだってかけれるんだからかけとかないとね。

妻はいったい誰からかかってきたのか一瞬分からなかったみたいですが、すぐに私だと気づいて喜んでくれました。相変わらずルイビトンとかシャネルとか言ってますが。(笑)

15分ほど話したあと、ゲートに移動です。何故かパスポートを念入りに調べられました。だって虫メガネを使って写真を穴が開くほどじっくり見るんですよ。ボーディングパスでもめた影響なのかな?

今回の席は隣に人がいます。ほぼ満席状態だから仕方ないですね。それは仕方ないとしてまたしても座席にモニタが無いんです。あー映画が見られない・・・

そんなこんなで飛行機は出発し、1日目が終わりました。

<今日の一言>
問題も有ったけどトランジットツアーは最高です。空港でぼーっと待ってるなんて勿体無いですね。私は1人だったから高かったけど、2人、3人と人が増えると安くなります。タイで乗り継ぎが6時間以上あるんなら、ぜひ参加してみてください。色んなコースがありますよ。

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